「当たり前」と「有難う」
2022年5月26日 17時19分「ありがとう」を漢字で表すと、「有難う」=有ることが難しい。「ありがとう」の対義語は…「あたりまえ」
「あたりまえ」を漢字で表すと、「当たり前」=有ることが常。
私たちは、毎日起こる出来事を「当たり前」だと思って過ごしています。
子どもたちが学校に来てくれること、子どもたちが学校にいてくれること、子どもたちが挨拶してくれること。
それらは、「当たり前」のことではなく、「有難い」ことだと思います。
国内ですと、新型コロナウイルス感染拡大による臨時休業期間がありました。
国外ですと、ロシアによるウクライナ侵攻で命を失った子どもたち、家を追われた子どもたちがたくさんいます。
それらのことを考えても、目の前に子どもたちがいてくれることは有難いことです。
今日も(換気のために廊下に面している引き戸を少し開けている)校長室をのぞいて、『こんにちは』『さようなら』と挨拶してくれる生徒(1年男子、3年女子)がいました。有難いことです。
私たち大人も日常の中にある「当たり前」のことに目を向け、それがいかに「有難い」ことであることを見つめたいものです。