脚下照顧~はきものをそろえる
2025年1月30日 08時45分あるクラスの体育館シューズを収納しているスチール棚です。いつ見てもきれいに整えてあり、この前を通るたび、心洗われます。
担任の先生にお伺いしたところ、ある生徒がことあるごとに整理整頓してくれているとのこと…。まさに「美しくあれ」を形にしている、すばらしい例です。
“脚下照顧” という言葉があります。これは、仏教(禅宗)の言葉で、「足元に気を付けて歩きなさい」という戒めの意味と同時に、「自分の内面をよく見つめなさい」という教えを意味しています。さらに、周囲の状況や他人に振り回されず、まずは自分自身をしっかりと見つめ、今、ここを大切に生きることが重要であるという教えが含まれています。
毎日、シューズ入れをきれいにしてくれている生徒は、この “脚下照顧” の心をもっているものと推察できます。
最後に、ある詩を紹介します。
【はきものをそろえる】
はきものをそろえると 心もそろう
心がそろうと はきものがそろう
ぬぐときにそろえておくと はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと 世の中の人の心もそろうでしょう